1.小学生向け

🌟 もこあい先生のAIおはなし実験:星に導かれた少年と少女(アラビアンナイト風)

🌟 もこあい先生のAIおはなし実験:星に導かれた少年と少女(アラビアンナイト風)

今日は「こんなお願い(プロンプト)」をAIに伝えたら、こんな物語が生まれました。まずは物語を楽しんでください。

今日のプロンプト(公開)

あなたはアラビアンナイト風の物語作家です。
次の条件を満たすお話を作ってください:

1. 舞台は砂漠とオアシス、神秘的な城や市場を含めてください。
2. 主人公は少年(アラビアン風の名前)。勇気はあるが未熟です。
3. ヒロインは少女(アラビアン風の名前)。知識や経験を大切にする子です。
4. 二人は出会い、助け合いながら困難を乗り越えていきます。
5. クライマックスでは宝箱を見つけます。中には紙切れが一枚あり、「実行」と書かれています。
6. その言葉をどう受け止め、どう次の行動につなげるかを描いてください。
7. 子どもが読んでワクワク・ドキドキできる展開にしてください。「なぜ?どうして?」と思う場面をいくつも入れてください。
8. 物語は「さらに旅が続く」余韻を残して終わるようにしてください。

物語:星に導かれた少年と少女

砂漠の小さな村に、カリームという少年がいました。カリームは勇気はあるけれど、よく失敗をしてしまう元気な子。ある夜、彼は空を見上げて驚きました。一つの星が、まるで「こっちへおいで」と呼びかけるように瞬き、砂の上に細い光の道を描いたのです。

星の光に導かれるように砂漠を歩き出したカリームは、夜明け前の薄青い空の下、一本のヤシが立つ小さなオアシスで、一人の少女と出会います。少女の名はライラ。落ち着いた瞳を持ち、知識や経験を大切にする子でした。

「星の導きを信じて来たんだ!」とカリームは胸を張ります。ライラは微笑んで言いました。「勇気は大事。でも砂漠は気まぐれよ。地図と風の向き、水の匂いも読めないと、朝日より先に迷子になるわ。」

二人は力を合わせて進みます。日中の熱気を避け、市場では香辛料の匂いから北の風を知り、砂嵐の前触れは空の色で見抜く。道中、しゃべるラクダに道をからかわれ、月明かりの下で謎かけをする老人に出会い、古い石板の刻み目を読み解きました。ライラの知恵が扉を開き、カリームの勇気が一歩を進める——その繰り返しでした。

やがて二人は、砂丘の影に隠れた神秘の城にたどり着きます。静かな回廊、透き通る水の中庭、星を映す青いタイル。最奥の間には、銀の鎖で守られた宝箱がありました。

「ついに見つけた!」カリームは興奮してふたを開けます。中に入っていたのは、たった一枚の紙切れ。そこには大きく、力強い文字で——

「実行」

カリームは拍子抜けして眉をひそめます。「紙きれ一枚なんて……宝じゃない!」ライラは紙を指先でなぞり、ゆっくり首を振りました。「いいえ。これは“行動こそが真の宝”っていう合図よ。知っているだけ、想っているだけでは、砂は形を持たない。踏みしめて、初めて道になるの。」

その時、城の高窓から風が吹き込み、紙片が舞い上がります。紙はくるりと宙を回ってカリームの肩に落ち、奥の壁の小さな割れ目に光が差し込みました。ライラが割れ目を押すと石が動き、狭い通路が現れます。カリームは目を丸くしました。「『押す』って、さっきの老人の謎かけ……『考えを押し出せ』って、こういうことだったのか!」

ライラはうなずきます。「ね、知恵と経験に、あなたの勇気を“実行”として重ねるの。」

二人は顔を見合わせ、強くうなずくと、星の光に照らされた新しい通路へと足を踏み入れました。砂の匂いがわずかに変わり、遠くで誰かの笑い声がしたような気がします。物語は、まだ始まったばかり——。

——ここで物語はいったん終わります。

もこあい先生からのひとこと

すごい!まるで絵本を読んでいるみたい。「実行」が宝物だなんてカッコいいね。二人はこの先、どんな扉を開けるんだろう?つづきが読みたくなった!

📣 つづき、読みたい?

「この先、二人はどうなると思う?」学校やお家で話してみてね。
コメントで つづきのアイデア入れてほしい場面 を教えてくれたら、次回の物語で試してみるよ!

※リクエストがあれば「もこあい先生が物語の世界に登場するバージョン」も公開します。


おまけ:雑なプロンプトだと…(失敗例)

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雑プロンプト:「アラビアンナイト風のお話を作って」

結果:「むかしむかし、砂漠に少年がいました。少年は宝箱を見つけて幸せに暮らしました。」(短くて起承転結が弱い…)

→ やっぱり、少し具体的にお願い(プロンプト)を書くと、物語はグッと面白くなるね。