📘テスト勉強のやる気が出ない中学生へ|原因4タイプ→最初の1手→1日だけ復帰プラン
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こんにちは、もこあい先生です。
テストが近いのに、どうしても勉強する気になれない。
「そろそろ始めなきゃ」と思っているのに、スマホを見たり、机に向かったまま時間だけが過ぎたり……。
そして夜になると、「今日も勉強できなかった」と後悔してしまう。
そんな経験はありませんか?
健太:「先生、テスト勉強をしなきゃいけないのは分かってるんだけど、どうしてもやる気が出ないんだ」
もこあい先生:「そうなんだね。じゃあ今日は、どうすれば勉強を始められるか、一緒に考えてみようか」
健太:「やる気を出す方法ってこと?」
もこあい先生:「それも気になるよね。でも、やる気が出るのを待たなくても、少しだけ始められる方法を探してみよう」
勉強を始められない理由は、人によって違います。
何から始めるか決まらない人もいれば、テスト範囲の広さに圧倒されている人もいるでしょう。
この記事では、勉強を始められない状態を4つのタイプに整理し、それぞれに合った方法を紹介します。
さらに、具体的な10分勉強法と、昨日勉強できなかった人のための「1日だけ復帰プラン」も用意しました。
この記事の目標は、読み終えたあなたが、実際に最初の1問へ取りかかれることです。
まず30秒|今日の最初の1手を決めよう
今すぐ勉強を始めたい人は、まずここから試してみましょう。
やることは、たった3つです。
- 教科を1つ選ぶ。 迷ったら、提出期限が近い教科や、すぐに取りかかれそうな教科にしましょう。
- 学校のワークから、基本問題を1問選ぶ。 いきなり難しい問題を選ばなくてもかまいません。
- その問題を解いてみる。 解けたら答え合わせをし、解けなければ例題や解説を確認します。
例えば、数学ならこんなふうに決められます。
「今日は数学のワーク12ページ、問1から始める」
これなら、次に何をすればよいかがはっきりしますね。
健太:「でも先生、1問だけじゃテスト勉強は終わらないよね?」
もこあい先生:「もちろん。1問はゴールじゃなくて、スタートだよ。まず始めて、それから少しずつ進めていこう」
最初の1問が終わったら、続けられそうなら次の問題へ進みましょう。
もし最初から分からなかったとしても、何が分からないのかを見つけることが、次の勉強につながります。
大切なのは、問題を選ぶだけで終わらず、実際に手を動かしてみることです。
なお、学校から取り組むページや勉強方法を指定されている場合は、その指示を優先してください。
そして、ここで紹介する10分勉強法は、テスト勉強を10分で終わらせる方法ではありません。勉強を始めるための方法です。
必要な勉強を進めるためには、残り日数や課題の量に合わせて、学習時間を確保していくことも大切です。
テスト勉強のやる気が出ないのは、なぜ?
勉強を後回しにしてしまうと、「自分は怠けているのかな」と感じることがあります。
でも、勉強を始められない理由を、気合いや性格だけで決めつけることはできません。
先延ばしに関する研究では、課題に対する苦手意識や、目の前の嫌な気持ちを避けようとすることなどが、先延ばしと関係する要因として取り上げられています。
例えば、数学が苦手な人が難しい問題を見たとき、「解けなかったら嫌だな」と感じることがあります。
そこでスマホを見れば、その瞬間は問題から離れられるかもしれません。
でも、問題はまだ残っています。
だからこそ、気持ちを責めるだけではなく、今の自分が勉強のどこで止まっているのかを考えてみることが役立ちます。
ただし、勉強を始められない理由は一つとは限りません。疲れや睡眠不足、学校生活の悩みなどが関係する場合もあります。
次の4タイプは、自分を決めつけるためではなく、今できそうな行動を見つけるために使ってください。
原因4タイプ|今の自分はどれに近い?
まずは、次の4つを見てみましょう。
- タイプ①:何から始めればいいか分からない
- タイプ②:勉強する量が多すぎて、気が重い
- タイプ③:苦手教科を開くのが怖い
- タイプ④:学校や部活で疲れている
あなたに近いものはありましたか?
一つだけ選べなくても大丈夫です。
例えば、「数学が苦手で、しかも今日は疲れている」というように、複数の理由が重なることもあります。
ここからは、それぞれのタイプに合った10分間の勉強メニューを紹介します。
自分に近い項目を押すと、勉強メニューが開きます。
※これは医学的・心理学的な診断ではありません。勉強の始め方を考えるためのチェックです。
自分に合う10分メニューを選ぼう
タイプ①|何から始めればいいか決まらない
「英語も数学も理科もやらなきゃ。でも、どれから始めよう……」
このタイプは、勉強そのものより、最初に何をするか決めるところで止まっているかもしれません。
最初の1手
教科を1つ決めて、ワークを開きましょう。
迷ったら、提出期限が近い教科や、すぐ取りかかれる基本問題を選びます。
おすすめの10分メニュー
- 1分:今日やる教科を1つ決める
- 1分:基本問題を1問選ぶ
- 5分:問題を解いてみる
- 2分:答えを確認する
- 1分:次にやる問題へ印をつける
今日の目標:1問に取りかかり、答えや解説を確認すること。
最初から完璧な勉強計画を作る必要はありません。
まずは、何をするか決めて、手を動かすところから始めましょう。
タイプ②|量が多すぎて、始める気になれない
「テスト範囲が広すぎる。今から始めても終わらないかも……」
勉強する量を一度に考えると、気が重くなることがあります。
そんなときは、テスト範囲全体ではなく、今日取り組む小さな部分を選んでみましょう。
最初の1手
今日解く問題を1問だけ選びましょう。
おすすめの10分メニュー
- 1分:取り組むページを決める
- 5分:基本問題を1問解く
- 3分:答え合わせと間違いの確認をする
- 1分:次に取り組む場所をメモする
今日の目標:広いテスト範囲の中から、実際に1問を進めること。
ただし、勉強を始めるために小さな範囲を選ぶことと、テスト全体の計画を立てることは別です。
最初の勉強ができたら、テスト範囲や提出物も確認しましょう。
タイプ③|苦手教科が怖くて後回しにする
「数学のワークを見るだけで、分からない問題がたくさんありそう……」
以前に何度も間違えた問題や、授業で理解できなかった単元を避けたくなることがあります。
そんなときは、解けそうな問題で勉強を始め、苦手な部分に少しずつ近づく方法もあります。
最初の1手
比較的簡単な問題を1問解いてから、苦手教科の例題を開きましょう。
おすすめの10分メニュー
- 3分:得意な問題を1問解く
- 2分:苦手教科の例題を読む
- 4分:例題を参考に、自分でも解いてみる
- 1分:分かったことや分からなかったことをメモする
今日の目標:苦手教科の問題に、自分から一度向き合うこと。
簡単な問題から始めることは、難しい問題をずっと避けることとは違います。
取りかかれるようになったら、苦手な単元の基本問題にも進んでいきましょう。
タイプ④|学校や部活で疲れて、頭が回らない
「今日は本当に疲れた。問題を読む気力が残っていない……」
そんな日は、まず体調や疲れ具合を確認しましょう。
少し疲れていても短時間ならできそうな場合は、軽い復習から始める方法があります。
最初の1手
無理なくできそうな学習があるか、体調を確かめてから決めましょう。
余力がある日の10分メニュー
- 2分:水分をとり、机の上を整える
- 3分:英単語や理科・社会の用語を2~3個確認する
- 3分:教材を閉じて、覚えているか試す
- 2分:次の日に取り組むページを決める
今日の目標:できそうな範囲で復習し、次につなげること。
体調が悪い日や、強い眠気がある日は、無理に10分勉強をする必要はありません。
休息を優先し、必要なら家族などに相談してください。
試してみたいメニューは見つかりましたか?
合わないと感じたら、別のメニューに変えてもかまいません。
なお、ここで紹介した時間配分はあくまで目安です。
問題の難しさや自分の状態に合わせて、時間や取り組む量を調整してください。
実践してみよう|数学ワークを使った10分勉強法
ここからは、実際の問題を使って、最初の10分間を体験してみましょう。
例として、中学校の数学で習う一次方程式を使います。
健太:「じゃあ今日は数学にする。でも、どんな問題から始めたらいい?」
もこあい先生:「まずは基本問題を1問やってみよう。例えば、こんな問題はどうかな?」
練習問題|方程式を1問解いてみよう
問題:3x+5=17 のとき、xの値を求めなさい。
まずは、自分で考えてみましょう。
ノートに途中式を書いて、どんな順番で解けばよいか考えてみてください。
答えを確認したい人は、下の項目を開いてください。
答えと解き方を見る
まず、方程式は次のとおりです。
3x+5=17
両辺から5を引きます。
3x=12
両辺を3で割ると、
x=4
答え:x=4
元の式に代入して確認すると、
3×4+5=17
12+5=17
となり、正しいことが分かります。
解説を読んだ人は、答えを隠してもう一度解いてみましょう。
この問題を使うなら、10分間を次のように使えます。
| 時間 | すること |
|---|---|
| 0~1分 | 問題を選び、ノートを開く |
| 1~5分 | 自分で解いてみる |
| 5~8分 | 答えと解き方を確認する |
| 8~10分 | もう一度解くか、次の問題を決める |
時間配分は一例なので、問題の難しさに合わせて変えてかまいません。
健太:「答えを見たら分かった気がするけど、これでもうできるようになったのかな?」
もこあい先生:「それを確かめるには、答えを隠して、もう一度自分で解いてみるといいよ」
解説を読んで理解できたと思っても、自分で解くと途中で止まることがあります。
だからこそ、自分で考える→答えを確認する→もう一度試すという流れを大切にしましょう。
なお、ここで紹介した方程式は実践用の例題です。
まだ方程式を習っていない人や、別の単元を勉強している人は、学校で習った内容の基本問題を選んでください。
最初の1問で分からなくなったら、どうする?
最初の1問を選んだのに、問題が解けない。
そんなこともあるでしょう。
でも、最初から解けない問題があることと、勉強を始められなかったことは違います。
問題に取りかかれたなら、次は分からない場所を探してみましょう。
分からないときの4ステップ
- 問題文をもう一度読む。 何を求める問題なのか確認します。
- 似た例題を探す。 教科書やワークの近くに、同じような問題がないか探します。
- 解説の途中を確認する。 どの手順から分からなくなったのか考えます。
- もう一度、自分で解いてみる。 解説を閉じて、同じ問題に取り組みます。
それでも分からない場合は、答えだけを覚えようとせず、分からなかった部分をメモしておきましょう。
例えば、こんなメモです。
数学ワーク12ページ、問3。
式を途中で変形するところが分からない。
教科書の例題を読んだけれど、なぜその計算をするのか理解できなかった。
このように書いておけば、学校の先生などに質問するときにも役立ちます。
健太:「『数学が全部分からない』って言うより、どこで困っているか伝えやすいね」
もこあい先生:「そうだね。分からない場所を見つけることも、次の勉強につながるよ」
今日の1問で解けなかったところは、次に確認する場所として残しておきましょう。
AIで勉強計画を立てても、実際の問題の前で止まってしまう場合は、こちらの記事も参考になります。
AIで勉強計画を作っても進まない子へ|分からない問題で止まるときの考え方
昨日勉強できなかった人へ|1日だけ復帰プラン
昨日は勉強するつもりだったのに、結局何もできなかった。
そんなとき、次の日はどうすればよいでしょうか。
健太:「先生、昨日は何もしなかったんだ。今日は昨日の分も全部やらないといけないよね……」
もこあい先生:「遅れを確認することは大事だよ。でも、全部を一度に取り返そうとして、今日も始められなくなるなら、まず勉強を再開するところから考えてみよう」
ここでは、今日1日だけ、勉強に戻るための3ステップを紹介します。
ステップ1|昨日できなかった分を、全部まとめて考えない
昨日勉強できなかったからといって、今日の予定に昨日の分をすべて追加すると、負担が大きすぎるかもしれません。
もちろん、残った課題を放置してよいわけではありません。
ただし、まず勉強を再開するために、最初の行動を小さくする方法があります。
例えば、昨日は数学ワークを3ページ進める予定だったとします。
今日の最初の目標は、「昨日の3ページを一度に終わらせる」ではなく、「まず1問解いてみる」にしてみましょう。
ステップ2|今日の最小メニューを実行する
次に、今日の最初の10分で何をするか決めます。
数学ワークなら、次のように進めます。
- 昨日やる予定だったワークを開く
- 基本問題を1問選ぶ
- 自分で解いてみる
- 答えを確認する
- 次の問題に印をつける
ここまでできれば、勉強を再開するという最初の目標は達成できています。
そのあと、続けられそうなら次の問題へ進みましょう。
ステップ3|残っている勉強を確認する
最初の1問ができたら、残っている課題を整理します。
例えば、次のような場合を考えてみましょう。
| 確認すること | 具体例 |
|---|---|
| 残っている課題 | 数学ワーク6ページ |
| 提出期限 | 次の月曜日 |
| 今日使える時間 | 残り30分 |
| 次の目標 | 基本問題を進める |
残り30分でどこまで進められるかを考え、できる範囲から取り組みましょう。
提出期限に間に合わない可能性がある場合は、そのまま放置せず、学校の先生に相談するなどの対応も考えてください。
復帰プランの目的は、昨日の遅れを忘れることではありません。
今日の勉強を再開し、そのあと必要な学習や課題へ戻っていくことです。
《恵子のメモ帳》明日の自分へ、入口を残そう
恵子:「昨日できなかったことって、つい何度も考えちゃうよね」
健太:「そうなんだ。今日もできなかったらどうしようって……」
恵子:「そんなときは、明日どこから始めるか、先に決めておくのもいいと思うよ」
例えば、こんな準備があります。
- 明日使うワークを机の上に置く
- 解く予定の問題に付箋を貼る
- 筆箱とノートをそろえておく
- 明日勉強を始める時間を決める
これは、翌日に何をするか迷う時間を減らすための準備です。
恵子:「私は付箋に『明日の自分、ここからお願い!』って書いておくかな」
健太:「それなら、次の日にワークを開きやすそうだね」
もちろん、準備だけでテスト勉強が十分に進むわけではありません。
でも、次の日に取りかかる場所が決まっていれば、勉強を始めるときの迷いを減らせます。
体調が悪い日や、休息が必要な日は、無理に学習を続けるよりも休むことを優先してください。
テストまで時間がない場合は、何から進める?
ここまで、勉強を始めるための方法を紹介しました。
でも、テストまであと数日しかない場合は、最初の1問だけで終わるわけにはいきません。
まず1問に取りかかれたら、次にテスト全体の準備を進めましょう。
確認したいのは、次の3つです。
- テストまであと何日あるか
- 学校の提出物は何が残っているか
- どの教科・単元を優先する必要があるか
例えば、テストまであと3日で、数学と英語のワークが残っている場合を考えます。
最初に数学の1問を解いたら、残っているワークの量と提出期限を確認します。
そのうえで、学校の指示を守りながら、基本問題や間違えた問題など、必要なところから進めましょう。
テストが近いときは、次のように考えることもできます。
| テストまで | 優先して考えたいこと |
|---|---|
| 2週間以上 | 範囲・提出物を確認し、計画を立てる |
| 約1週間 | 基本問題と苦手単元の復習を進める |
| あと数日 | 提出期限と復習の優先順位を確認する |
| 前日 | 重要事項や間違えた問題を確認し、睡眠も確保する |
これはあくまで目安です。学校の課題や、自分の理解度によって必要な勉強は変わります。
中間テストまでの詳しい勉強の進め方は、こちらの記事で説明しています。
中間テストの勉強はいつから始める?|中学生が2週間前からやることを順番に解説
今回の記事では「勉強を始める方法」、関連記事では「テストまでどう進めるか」を確認できます。
AIを使って、最初の10分を考える方法もある
どうしても何から始めればよいか決まらない場合は、AIに勉強の順番を整理してもらう方法もあります。
ただし、AIに計画を作ってもらうことと、実際に勉強することは別です。
長い勉強計画を作るよりも、今すぐ取りかかれる小さなメニューを考えてもらいましょう。
コピーして使える質問例
私は中学生です。
テスト勉強を始めたいのですが、何からやればよいか決められません。
今日勉強する教科は数学です。
学校のワークを使って、10分間だけ勉強を始めたいです。
最初の1問を選ぶところから、具体的に何をすればよいか、3~4ステップで教えてください。
やることを増やしすぎず、今すぐ取りかかれる内容にしてください。
AIの提案が多すぎたり、難しすぎたりした場合は、そのまま実行する必要はありません。
「最初は1問だけにしてください」と伝えて調整する方法もあります。
また、AIの説明や解答が正しいとは限りません。
数学の解き方や重要な知識は、教科書・学校のワーク・先生の説明などでも確認しましょう。
AIを使うときは、サービスの利用年齢条件や家庭・学校のルールを守ってください。
氏名・学校名・住所・成績表などの個人情報も、不用意に入力しないようにしましょう。
ほかの勉強場面でもAIを使ってみたい人は、こちらの記事も参考になります。
勉強に使えるChatGPTプロンプト50選|コピペOK・目的別まとめ
AIは勉強を代わりに終わらせるものではなく、自分が勉強を進めるための補助として使いましょう。
保護者の方へ|勉強を始められない子にできること
お子さんがテスト勉強を始められないとき、保護者の方も心配になると思います。
「早く勉強しなさい」と言いたくなる場面もあるでしょう。
ただし、本人が何から始めればよいか分からずに困っている場合、勉強するように繰り返し伝えるだけでは、問題が解決しないこともあります。
そんなときは、次のような声かけを試してみてください。
- 「何から始めるか、一緒に考えようか」
- 「最初の1問はどれにする?」
- 「苦手な問題がある? それとも今日は疲れている?」
- 「まず少しやってみて、そのあとどうするか決めようか」
大切なのは、お子さんの状態を確かめることです。
ただし、すべてのお子さんに同じ声かけが合うわけではありません。
本人が自分で決めたい場合は、必要以上に手を出さず、見守ることも選択肢です。
また、強い疲労や気分の落ち込みが続き、勉強以外の日常生活にも影響が出ている場合は、単に勉強のやる気の問題と決めつけないことが大切です。
本人の話を聞き、学校の先生やスクールカウンセラー、必要に応じて医療機関などに相談してください。
家庭学習の方法そのものを見直したいときは
この記事では、学校の教材を使い、少しずつ勉強を始める方法を紹介してきました。
まずは、今ある教材を使って、取り組む量や順番を調整してみましょう。
一方で、勉強を始めても分からない単元が多く、家庭学習を続けること自体が難しい場合は、学習方法を見直すことも選択肢になります。
例えば、学校の先生に相談する、以前に習った単元に戻って復習する、家庭学習用の教材を検討するといった方法があります。
通信教育を選ぶ際の確認ポイントについては、次の記事でも紹介しています。
中学生の通信教育で迷う親へ:失敗しない選び方3つ(目的・量・添削)+チェック表
PR|自宅での学習方法を検討したいご家庭へ
オンライン教材「すらら」も、家庭学習の方法を考える際の選択肢の一つです。
自分のペースで学習を進められる教材を探している場合は、比較対象として検討できます。
ただし、新しい教材を使えば必ず勉強のやる気が出たり、成績が上がったりするわけではありません。
学習内容や費用、利用条件、お子さんとの相性などを確認したうえで、必要性を判断してください。
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保存用|今日の最初の1手チェックリスト
最後に、今日やることを確認してみましょう。
- □ 今日勉強する教科を1つ決めた
- □ ワークや教科書を開いた
- □ 最初の問題を1問選んだ
- □ 自分で考え、答えや解説を確認した
- □ 次に取り組む場所を決めた
全部にチェックがつかなくてもかまいません。
まだ1問を選んでいない人は、今から選んでみましょう。
問題を解いてみて、分からなかった場所が見つかったなら、そこが次に勉強する場所になります。
最初の1問が終わったら、続けられそうなら次の問題へ進んでみましょう。
よくある質問
Q.10分だけでもテスト勉強になるの?
取り組む内容によっては、10分でも基本問題を解いたり、重要事項を復習したりできます。
ただし、10分だけでテスト範囲の勉強が十分に終わるとは限りません。
今回の10分勉強法は、まず勉強を始めるための方法です。
勉強を始められるようになったら、必要な学習量と残り日数を確認して、少しずつ進めていきましょう。
Q.最初から苦手教科をやらなくてもいい?
勉強を始めること自体が難しい場合は、得意な問題から取りかかる方法もあります。
ただし、苦手教科をずっと後回しにすることはおすすめしません。
始められるようになったら、苦手教科の基本問題や例題にも取り組んでいきましょう。
Q.昨日だけでなく、何日も勉強できなかった場合は?
まずは、勉強できなかった理由を考えてみましょう。
何から始めればよいか分からないなら、この記事の4タイプチェックを参考にできます。
ただし、強い疲れや気分の落ち込み、学校生活の悩みなどが続いている場合は、勉強方法だけで解決しようとしないことも大切です。
必要に応じて、家族や学校の先生など、信頼できる大人に相談してください。
ミニ辞書|この記事に出てきた言葉
この記事に出てきた言葉の意味を確認できます。
言葉の意味を確認する
最初の1手:勉強を始めるために、最初に行う具体的な行動のこと。
先延ばし:本当はやる必要があることを、後回しにしてしまうこと。
復帰プラン:勉強が止まったあと、もう一度取り組むための計画のこと。
基本問題:授業で習った基本的な知識や解き方を確認する問題のこと。
優先順位:いくつかのことの中で、どれから先に取り組むかを決めた順番のこと。
まとめ|やる気が出ない日も、最初の1手から始めよう
テスト勉強のやる気が出ないとき、最初から大きな目標を立てると、かえって始めにくくなることがあります。
そんなときは、次の順番を思い出してください。
- 今の自分がどこで止まっているのか考える
- 最初に取り組む教科と問題を決める
- 1問を自分で解いてみる
- 分からなかったところを確認する
- 次に取り組む問題や予定を決める
昨日勉強できなかった人も、今日の最初の1問から勉強を再開できます。
そして、再開できたら、テストに向けて必要な勉強へ少しずつ進んでいきましょう。
健太:「先生、今日は数学のワークを1問解いてみるよ。分からなかったら例題も確認してみる」
もこあい先生:「いいね。じゃあ、その1問から始めよう。終わったら次に何をするか考えればいいよ」
健太:「昨日できなかった分も気になるけど、まずは今日から始めてみる!」
勉強は、いつもやる気いっぱいで始められるとは限りません。
だからこそ、やる気が出ない日にも、自分が取りかかれる方法を知っておくことが役立ちます。
この記事を読み終えたら、まずはワークを開いて、最初の1問を選んでみてください。
その1問から、今日のテスト勉強を始めてみましょう。
参考文献・出典
この記事では、先延ばしに関係する要因を考えるために、次の研究を参考にしました。
- Steel, P. (2007).
The nature of procrastination: A meta-analytic and theoretical review of quintessential self-regulatory failure.
Psychological Bulletin, 133(1), 65–94.
論文情報(PubMed) - Sirois, F. M., & Pychyl, T. A. (2013).
Procrastination and the Priority of Short-Term Mood Regulation: Consequences for Future Self.
Social and Personality Psychology Compass, 7(2), 115–127.
論文情報(DOI)
※上記の研究は、先延ばしの背景を理解するための参考資料です。この記事の4タイプチェック・10分勉強メニュー・1日だけ復帰プランは、これらの研究で効果が個別に実証された診断や指導法ではありません。読者が取り組みやすいように整理した実践例です。
訂正・更新履歴
2026年10月22日|内容を更新
- 自分に合う勉強の始め方を選べる「4タイプチェック」を追加しました。
- 最初の10分間で何をするか、具体的な手順と数学の練習問題を追加しました。
- 勉強できなかった翌日に役立つ「1日だけ復帰プラン」を詳しくしました。










