ChatGPTで古文を勉強する方法|現代語訳で終わらせず、自分で読める力に変える
こんにちは、もこあい先生です。
「古文が読めない……」
「現代語訳を見ても、結局どこが大事なのか分からない……」
そんなふうに感じている高校生へ。
古文が難しいのは、才能がないからではありません。
単語・文法・主語や場面の流れを、同時に見なければならないからです。
ChatGPTは、古文の現代語訳や単語の説明を確認するために役立ちます。
ただし、訳を見て終わりにすると、テストで原文を見たときにまた止まりやすくなります。
この記事では、ChatGPTを答えの丸写しに使うのではなく、自分で古文を読めるようになるための補助として使う方法を紹介します。
この記事で分かること
- 古文で自分がどこで止まっているかを見つける方法
- ChatGPTに答えを丸写しさせない質問の仕方
- 現代語訳を見たあと、原文へ戻る4ステップ
- 定期テスト前に1文だけ確認する5分の使い方
古文と漢文の違いから整理したい人、どちらから始めるか迷っている人は、先にこちらを読んでみてください。
【高校生】古文と漢文はどっちから始める?|苦手な人のための最初の進め方
- まず結論|ChatGPTは古文を丸投げする道具ではなく、読み方を整理する手すり
- 古文で止まる場所は、人によって違う
- AIに聞く前に知っておきたい古文ミニ辞書
- 健太と恵子の違い|AIの使い方で、古文の残り方が変わる
- ChatGPTで古文を勉強する4ステップ
- ☠ 悪もこあい先生のチェック|こんな使い方をしていないかな?
- 答えを丸写しにしない|目的別のプロンプト例
- 恵子の実演|自分の訳を先に出して、AIに見てもらう
- 3つの例文で練習しよう|現代語訳のあとに原文へ戻る
- AIの説明を見たあとにする30秒チェック
- ChatGPTの説明と授業で習った内容が違うときは?
- AIに貼る前の注意|名前や先生のコメントは入れない
- 定期テスト前に使うなら|1文を5分で確認する
- 次に読むなら
- 今日できる最小行動|古文を1文だけ、自分の訳から始めよう
- まとめ|ChatGPTで意味をつかみ、最後は自分で古文へ戻ろう
- 参考文献・出典
まず結論|ChatGPTは古文を丸投げする道具ではなく、読み方を整理する手すり
ChatGPTに古文を貼り付ければ、現代語訳や単語、助動詞の説明を出してもらえます。
でも、本当に大切なのは、答えを受け取ることではありません。
「自分は単語で止まったのか」「主語が分からなかったのか」「助動詞が読めなかったのか」を見つけることです。
古文では、現代語訳が分かっても、原文に戻るとまた読めなくなることがあります。
だからこそ、ChatGPTには「全部答えて」と聞くよりも、止まった場所だけを一緒に確認してもらう使い方が向いています。
もこあい先生の考え
AIで意味をつかむ。
でも最後は、自分で原文へ戻る。
この「戻る一回」があると、現代語訳を見ただけの勉強より、古文が少しずつ読めるようになります。
古文で止まる場所は、人によって違う
「古文が苦手」といっても、全員が同じ場所で止まっているわけではありません。

1.単語で止まる人
「あはれ」「をかし」「いみじ」など、現代とは意味が違う言葉が分からず、文全体が読めなくなるタイプです。
2.文法で止まる人
助動詞・敬語・係り結びなどが混ざると、何を見ればよいのか分からなくなるタイプです。
3.主語や場面の流れで止まる人
誰が話しているのか、誰が行動したのか、省略された主語が分からなくなるタイプです。
物語の場面や人物関係が見えないと、単語を調べても意味がつながりにくくなります。
最初にやること
「自分はどこで止まりやすいか」を、1つだけ選びましょう。
すべてを一気に直そうとしなくて大丈夫です。
AIに聞く前に知っておきたい古文ミニ辞書
ここでは、ChatGPTに質問するときにも役立つ、最低限の言葉だけを整理します。
主語
「誰が」を表す言葉です。古文では省略されることが多いため、「この文の主語は誰ですか」と聞くと読みやすくなります。
助動詞
時制・推量・気持ちなどを加える言葉です。「けり」「む」「べし」などは、現代語訳やテストで重要になります。
敬語
誰が誰を敬っているかを表す言葉です。登場人物の関係をつかむ手がかりになります。
係り結び
「ぞ・なむ・や・か」などがあると、文末の形が変わる決まりです。見つけたら、AIに「係り結びがありますか」と確認できます。
重要古語
現代とは意味が違う古文の言葉です。たとえば「をかし」は、単なる「おかしい」ではありません。
省略
古文では、主語や目的語が書かれていないことがあります。分からなくなったら、「省略されている言葉はありますか」と聞いてみましょう。
健太と恵子の違い|AIの使い方で、古文の残り方が変わる
健太
「分からないから、全部現代語訳してもらおう。」
健太は、古文をそのままChatGPTに貼って、現代語訳を読みました。
意味は分かった気がしましたが、次の問題で「主語は誰か」と聞かれると答えられませんでした。
恵子
「まずは、自分で誰が何をしているかだけ考えてみよう。」
恵子は、最初に30秒だけ原文を見て、「たぶんこの人が話している」「この単語が分からない」とメモしました。
そのあとChatGPTに質問すると、どこを見直せばよいかが分かり、原文にも戻りやすくなりました。
違いは、ChatGPTを使ったかどうかではありません。
AIに聞く前に、自分の考えを少しだけ置いたかどうかです。
ChatGPTで古文を勉強する4ステップ
古文が苦手な人は、最初から品詞分解を完璧にしなくて大丈夫です。
まずは、次の4ステップで1文ずつ進めてみましょう。
ステップ1|30秒だけ、自分で原文を見る
完璧に訳そうとしなくて大丈夫です。
「誰が何をしている場面かな」「分からない単語はどれかな」と考えるだけで十分です。
ステップ2|ChatGPTに、止まった場所だけを聞く
現代語訳だけでなく、単語・助動詞・主語など、自分が止まった場所を指定して聞きましょう。
ステップ3|教科書・授業プリントと照らす
特に定期テストでは、学校の授業で習った訳や、先生が強調した部分を優先します。
ステップ4|画面を閉じて、原文へ戻る
最後に、現代語訳を見ないで原文をもう一度読みます。
「誰が」「何をしたか」を、自分の言葉で一文だけ説明できればOKです。
大切なのは、最後のステップです。
現代語訳を見たあとに原文へ戻ると、最初より読める言葉が増えていることがあります。
その小さな積み重ねが、「古文は全部分からない」状態から抜け出す入口になります。
☠ 悪もこあい先生のチェック|こんな使い方をしていないかな?
悪もこあい先生
「現代語訳を全部出してもらって、そのまま覚えれば早いぞ。」
たしかに、答えだけを見るなら早いかもしれません。
でも、その使い方では、別の文章になったときに自分で読めなくなりやすいです。
次の3つを聞くほうが、古文の力につながります。
- この文の主語を考えるヒントを1つください
- 助動詞の意味を、文脈に合わせて説明してください
- 私の現代語訳で不自然な部分だけを教えてください
答えを丸写しにしない|目的別のプロンプト例
以下は、そのまま使える質問例です。
自分の止まった場所に合わせて、必要なものだけ使ってください。
1.現代語訳の全体像をつかみたいとき
次の古文について、高校生にも分かる現代語訳をしてください。 そのあと、誰が何をしている場面かを短く説明してください。 【ここに古文を貼る】
2.自分の訳を先に書いたあと、見直したいとき
次の古文について、私が書いた現代語訳で不自然な部分だけを教えてください。 正解はすぐに全部出さず、主語・助動詞・重要古語のどこを見直せばよいかヒントをください。 【古文】 【自分の現代語訳】
3.単語で止まったとき
次の古文で、意味を確認したほうがよい重要古語を3つ選んでください。 現代語での意味と、この文の中での働きをやさしく説明してください。 【ここに古文を貼る】
4.助動詞や文法で止まったとき
次の古文に出てくる助動詞・敬語・係り結びのうち、 定期テストで特に確認したほうがよいものを教えてください。 理由も短く説明してください。 【ここに古文を貼る】
5.主語が分からないとき
次の古文で、省略されている主語を考えるヒントをください。 答えだけでなく、どの言葉や前後の流れを根拠に考えるかも教えてください。 【ここに古文を貼る】
恵子の実演|自分の訳を先に出して、AIに見てもらう
ここでは、『竹取物語』の有名な一文を例にします。
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
恵子の最初のメモ
- 「今は昔」だから、昔話みたいな始まりかな
- 「翁」はおじいさんかな
- 「ありけり」がよく分からない
恵子の現代語訳
昔、竹を取るおじいさんがいた。
これでも大きくは間違っていません。
ここから恵子は、ChatGPTに「ありけり」の意味や、物語の始まり方としての雰囲気を確認します。
「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。」について、 私の現代語訳で足りないところを教えてください。 特に「ありけり」がどんな意味や雰囲気を出しているのか、 高校生向けに説明してください。
このように、最初に自分の訳を出してから質問すると、AIは答えを渡す相手ではなく、自分の読みを点検する相手になります。
3つの例文で練習しよう|現代語訳のあとに原文へ戻る
ここからは、古文の入口として使いやすい3つの例文を使って、4ステップを実際に試してみます。
例題1|『枕草子』春はあけぼの
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて。
まず30秒だけ考えること
- 「あけぼの」は、どんな時間帯だろう
- 「やうやう」は、どんな変化だろう
- 作者は、どんな景色を美しいと感じているだろう
現代語訳の目安
春は夜明けのころがよい。山と空の境目がだんだん白くなっていき、少し明るくなっていく様子が美しい。
原文へ戻るポイント
「やうやう白くなりゆく」をもう一度見てみましょう。
「だんだん白くなっていく」という動きが見えると、原文の景色も少し立体的に感じられます。
例題2|『竹取物語』今は昔、竹取の翁ありけり
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
まず30秒だけ考えること
- 「今は昔」は、どんな始まり方だろう
- 「翁」は、どんな人だろう
- 「ありけり」は、ただの「いた」と同じだろうか
現代語訳の目安
今となっては昔のことだが、竹を取って暮らすおじいさんがいたそうだ。
原文へ戻るポイント
「ありけり」には、物語を語り始めるような雰囲気があります。
意味だけでなく、「昔話が始まる感じがするな」と受け取れれば十分です。
例題3|『平家物語』祇園精舎の鐘の声
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
まず30秒だけ考えること
- 鐘の音が、なぜ「諸行無常」につながるのだろう
- 「諸行無常」は、どんな考え方だろう
- この一文は、作品全体の何を伝えようとしているだろう
現代語訳の目安
祇園精舎の鐘の音には、この世のすべてのものは移り変わり、永遠には続かないという響きがある。
原文へ戻るポイント
「鐘の声」と「諸行無常」が結びついていることを確認しましょう。
ただ鐘が鳴っているのではなく、作品全体に通じる「栄えたものも変わっていく」という考えが込められています。
例題は、暗記するためだけのものではありません。
現代語訳を見たあと、原文のどの言葉が大切だったかを確認する練習に使いましょう。
AIの説明を見たあとにする30秒チェック
ChatGPTの説明を読んだら、次の4つだけ確認してみましょう。
- □ 主語は、自分でも確認できたか
- □ 助動詞や敬語の根拠を見たか
- □ 教科書・授業プリントと食い違っていないか
- □ 最後に原文だけを見て、意味を一文で言えたか
4つすべてできなくても大丈夫です。
最初は、1つでも確認できれば前進です。
ChatGPTの説明と授業で習った内容が違うときは?
古文は、前後の文脈や授業での扱い方によって、現代語訳や主語の取り方が変わることがあります。
ChatGPTの説明と、教科書・授業プリント・先生の説明が食い違ったときは、学校で使っている教材や授業の説明を優先してください。
AIの答えは「考えるための手がかり」です。
テストで使う答えとして確定する前に、どの言葉を根拠にしているのかを確かめましょう。
AIに貼る前の注意|名前や先生のコメントは入れない
- 氏名、学校名、出席番号は入力しない
- 先生の個別コメントが入ったプリントを、そのまま貼らない
- 必要な古文の1文だけを抜き出して質問する
- 利用しているAIサービスの設定やデータの扱いは、最新の公式案内で確認する
古文の勉強では、長文全部を入れるよりも、苦手な1文だけを丁寧に確認するほうが進みやすいです。
定期テスト前に使うなら|1文を5分で確認する
時間がないときほど、長い文章を丸ごとAIに入れないほうがよいです。
苦手な1文だけ選んで、次の順番で確認してみましょう。
- 教科書や授業プリントから、苦手な1文を選ぶ
- 分からない単語と、主語が分かりにくい場所に印をつける
- ChatGPTに、単語・助動詞・主語だけを質問する
- 教科書やノートと照らす
- 画面を閉じて、自分で訳してみる
1文でも、「自分で読めた」と感じる経験が増えると、次の文章に向かいやすくなります。
次に読むなら
古文と漢文、どちらから始めるか迷っている人
【高校生】古文と漢文はどっちから始める?|苦手な人のための最初の進め方
AIを使って、国語全体の読解力も伸ばしたい人
ChatGPTで要約と感想文を書く方法|国語の読解練習に使えるプロンプト付き
今日できる最小行動|古文を1文だけ、自分の訳から始めよう
今日やることは、これだけです。
- 教科書か問題集から、古文を1文選ぶ
- 自分なりの現代語訳を一文だけ書く
- ChatGPTに「不自然な部分だけ教えて」と聞く
- 最後に、原文をもう一度読む
完璧な訳を書けなくても大丈夫です。
「どこが分からないか」が見つかれば、それだけで次の一歩になります。
まとめ|ChatGPTで意味をつかみ、最後は自分で古文へ戻ろう
ChatGPTは、古文が苦手な人にとって便利な道具です。
ただし、大切なのは現代語訳を受け取ることではありません。
- まず、自分がどこで止まったのかを見つける
- ChatGPTには、止まった場所だけを具体的に聞く
- 教科書や授業プリントと照らす
- 最後に原文へ戻る
この流れを続けると、古文は「全部分からない文章」から、少しずつ読める言葉や場面が増えていく文章へ変わっていきます。
もこあい先生より
今日の「なんで?」を大切にしよう。
正解より、考えた道のりが宝もの。
参考文献・出典
- OpenAI Help Center「ChatGPTでの学習モードの使用」
(ChatGPTの学習支援機能・利用方法の最新確認用) - OpenAI Help Center「Data Controls FAQ」
(会話やデータに関する設定の最新確認用) - 本文中の古文の例文は、学習教材で広く扱われる作品から短く取り上げています。本文表記や現代語訳は、在籍校の教科書・授業プリント・先生の説明を優先してください。







