高校生の小論文が書けない人へ|ChatGPTで「問い→主張→根拠→構成」を練習する方法
こんにちは、もこあい先生です。
小論文って、
「800字で書きなさい」
と言われた瞬間に、急に難しく感じませんか?
「何を書けばいいんだろう」
「自分の意見って、これでいいのかな」
「理由を書いたつもりなのに、話がうまくつながらない……」
「ChatGPTに聞けば文章は作れるけど、それで小論文の練習になるの?」
そんなところで止まってしまう人は、最初から長い文章を書こうとしなくて大丈夫です。
まず見るのは、
問い → 主張 → 根拠 → 構成
の4つです。
小論文は、難しい言葉をたくさん使う競争ではありません。
「何を聞かれているか」をつかみ、「私はこう考える」と決めて、その理由や根拠を順番に説明していく。
まずは、そこから始めます。
この記事では、ChatGPTを「代わりに書く人」ではなく「考える練習相手」として使いながら、小論文を書く順番を一緒に整理していきます。
- 先に結論|小論文は「問いに答える」ところから始まる
- 30秒診断|あなたはどこで止まっている?
- そもそも小論文とは?
- 作文と小論文は何が違う?
- コラム|小論文は「正解の意見」を当てる文章ではない
- STEP1|まず「問い」を読む
- STEP2|主張を1文で決める
- STEP3|理由・根拠・具体例を分けて考える
- 主張と理由がずれていない?|「なぜ?」「だから何?」で確認する
- STEP4|問題のタイプを確認する
- コラム|反対意見は必ず書かなければいけない?
- 書く前の3分メモ|いきなり本文を書かない
- STEP5|本文を書く前に構成を作る
- STEP6|ここで初めて、自分で本文を書く
- STEP7|ChatGPTには「書き直し」ではなく「点検」を頼む
- ChatGPTの指摘を全部直さなくてもいい
- STEP8|最後は自分で直す
- 悪もこあい先生|AIに完成文を書かせた方が早くない?
- 例題|「高校生の学習に生成AIは必要か」を考えてみよう
- 15分・30分・60分|時間別の小論文練習
- 最後の確認|文章を見ずに説明できる?
- 保存用|小論文を書く前後の7項目チェック
- ChatGPTを使う前に|学校・課題のルールを確認しよう
- よくある質問
- 今日できる最小行動|まず1文だけ書こう
- まとめ|ChatGPTは「代わりに書く人」ではなく「考える練習相手」
- 参考文献・参考資料
- 記事更新履歴
先に結論|小論文は「問いに答える」ところから始まる
小論文を書くとき、最初に考えるのは文章表現ではありません。
まず、次の5つを順番に確認します。
- 何を聞かれている?
- 自分はどう考える?
- なぜそう考える?
- 何を使って説明する?
- どの順番なら伝わる?
文章を書くのは、そのあとです。
この記事では、次の順番で進みます。
問いを読む
↓
主張を決める
↓
理由・根拠を集める
↓
構成を作る
↓
自分で書く
↓
ChatGPTで点検する
↓
自分で直す
途中で分からなくなったら、全部を最初からやり直す必要はありません。
自分が止まった場所まで戻れば大丈夫です。
30秒診断|あなたはどこで止まっている?
まず、自分に近いものを探してみましょう。
① 問題文を読んでも、何を書けばいいか分からない
→ STEP1「問いを読む」へ。
② 自分の意見が決まらない
→ STEP2「主張を決める」へ。
③ 意見はあるけれど、「なぜ?」で止まる
→ STEP3「理由と根拠を集める」へ。
④ 書きたいことはあるのに、文章がバラバラになる
→ STEP5「構成を作る」へ。
⑤ 一応書けたけれど、どこを直せばいいか分からない
→ STEP7「ChatGPTで点検する」へ。
いくつ当てはまっても大丈夫です。
小論文が苦手なときは、「どこで止まったか」を見つけることから始めましょう。
そもそも小論文とは?
小論文は、出されたテーマや問いに対して、
自分の考えを、理由や根拠を使って筋道立てて説明する文章
です。
たとえば、次のテーマが出たとします。
高校生にとってスマートフォンは学習に役立つか。
ここで、
私はスマートフォンを毎日使っています。動画も見られるし、とても便利です。
と書くだけでは、「スマートフォンは便利だ」という感想に近くなります。
聞かれているのは、
「高校生の学習に役立つか」
です。
そのため、まずは、
私は、使い方を決めればスマートフォンは高校生の学習に役立つと考える。
のように、問いに対する自分の答えを示します。
これが、小論文の出発点です。
作文と小論文は何が違う?
作文では、自分の体験や気持ちが文章の中心になることがあります。
一方、小論文では、
「問いに対して何を主張し、なぜそう考えるのか」
が中心になります。
| 見るところ | 作文 | 小論文 |
|---|---|---|
| 中心 | 体験・気持ち・伝えたいこと | 問いに対する考え |
| 大切なこと | 自分らしく伝える | 主張を理由・根拠で説明する |
| よくあるつまずき | 出来事の羅列になる | 感想だけで終わる |
| 書く前に見ること | 何を伝えたい? | 何を聞かれ、どう答える? |
悪もこあい先生:
「小論文は“ちょっと難しい作文”じゃないのよ。まず、聞かれたことに答えなさい」
コラム|小論文は「正解の意見」を当てる文章ではない
小論文を書くとき、
「先生が望んでいそうな意見を書いた方がいいのかな?」
「ありきたりな意見だとダメなのかな?」
と心配になることがあります。
でも、小論文では、単純に「正解の意見」を当てることを目指すわけではありません。
まず確認したいのは、
- 問いに答えているか
- 自分の立場が分かるか
- なぜそう考えたのか説明できるか
- 理由や根拠が主張につながっているか
という部分です。
もちろん、課題文や資料を正しく読み、事実関係を正確に扱う必要はあります。
そのうえで、自分の考えを筋道立てて説明します。
最初から「誰も考えたことのない立派な意見」を作ろうとしなくても大丈夫です。
自分が本当に説明できる主張を、丁寧につなげていく。
まずは、そこを目指してみましょう。
STEP1|まず「問い」を読む
小論文で特に避けたいのは、
たくさん書けているのに、聞かれたことには答えていない状態
です。
先ほどの、
高校生にとってスマートフォンは学習に役立つか。
という問いなら、次のように分解できます。
- 誰について? → 高校生
- 何について? → スマートフォン
- 何を聞かれている? → 学習に役立つか
「スマートフォンは便利か」ではありません。
「自分がスマートフォンを好きか」でもありません。
問いを1文で言い換えてみよう
迷ったときは、
この問題は、結局何について自分の考えを聞いている?
と考えてみます。
問いを短く言い換えられると、途中で話が横へそれにくくなります。
ChatGPTは「問いの分解」に使える
高校生の小論文練習です。
次のテーマについて、完成した小論文は作らず、
①誰について聞いているか
②何について聞いているか
③何を答える必要があるかの3つに分けてください。
テーマ:
「高校生にとってスマートフォンは学習に役立つか」
ここでは、答えそのものではなく、「何を考えればよいか」を整理してもらう使い方です。
STEP2|主張を1文で決める
問いが分かったら、次は、
「自分はどう答えるのか」
を1文にします。
たとえば、
私は、使い方を決めればスマートフォンは高校生の学習に役立つと考える。
これで十分です。
最初から難しい表現にする必要はありません。
賛成・反対だけで考えなくてもいい
テーマによっては、完全な賛成・完全な反対だけでなく、
- 条件つきで賛成
- 一部は賛成だが、注意点もある
- ある場面では有効だが、別の場面では問題がある
といった立場も考えられます。
健太:
「良いところも悪いところもあるから、どっちか決められない……」
もこあい先生:
「それなら、“どんな条件ならよいと思う?”まで考えてみよう」
「どちらとも言えない」で止まるのではなく、
どんな条件なら、自分は納得できるのか
まで考えると、主張を作りやすくなります。
STEP3|理由・根拠・具体例を分けて考える
主張が決まったら、次は自分に、
「なぜ?」
と聞きます。
ここで一度、言葉を整理しておきましょう。
- 理由:なぜ、その主張をするのか
- 根拠:その理由や主張を支える事実・資料・情報など
- 具体例:内容を分かりやすくするための具体的な例
たとえば、
主張:
スマートフォンは、使い方を決めれば学習に役立つ。
↓
理由:
短い時間でも学習しやすいから。
↓
具体例:
通学時間に英単語アプリを使うことができる。
という形です。
資料型小論文なら、問題文に示された統計やグラフなどが根拠になる場合もあります。
ただし、具体例を書いたら終わりではありません。
「その例から何が言えるの?」
まで考えて、主張へ戻すことが大切です。
主張と理由がずれていない?|「なぜ?」「だから何?」で確認する
小論文では、主張と理由が一見つながっているようで、実は少し飛んでいることがあります。
たとえば、
主張:
高校生はスマートフォンを学習に使うべきだ。
理由:
多くの高校生がスマートフォンを持っているから。
これだけでは、
「持っていること」と「学習に使うべきこと」
の間が十分につながっていません。
そこで、
「だから何?」
と聞いてみます。
スマートフォンを持っている
↓ だから何?
すぐに使える
↓ だから何?
通学時間などでも学習できる
↓
短い時間を学習に活用しやすい
逆方向からは、
「なぜ?」
と聞けます。
「なぜ?」と「だから何?」を往復する。
これだけでも、主張と理由の間にある論理の飛びを見つけやすくなります。
根拠を調べるときは、AIだけで決めない
小論文で統計・制度・出来事などを使う場合は、ChatGPTが出した情報だけで決めず、教科書、課題資料、公的機関なども確認しましょう。
AI・検索・本をどう使い分ければよいか迷う人は、こちらの記事で詳しく整理しています。
STEP4|問題のタイプを確認する
小論文は、問題の出され方によって最初に見る場所が少し変わります。
① テーマ型
高校生にとって生成AIは学習に役立つか。
のように、テーマについて自分の立場を考えるタイプです。
最初に見るもの:
「何について、どんな判断を求められているか」
問い → 主張 → 理由 → 根拠・具体例
の順に整理します。
② 課題文型
筆者の考えを踏まえて、あなたの考えを述べなさい。
のように、文章を読んでから考えるタイプです。
最初に見るもの:
「筆者が何を主張しているか」と「自分に何を求めているか」
筆者の意見と自分の意見を混ぜないようにします。
課題文を要約しただけで終わらず、そこから自分はどう考えるのかへ進みます。
③ 資料型
グラフ・表・統計などを見て考えるタイプです。
最初に見るもの:
「増えている・減っている」「差がある」「どこが大きく違う」など、資料から実際に読み取れること
そして、
資料から読み取れること
と、
そこから自分が考えたこと
を分けます。
たとえば、
グラフの数値が前年より低下している。
は資料から読み取れることです。
一方、
このため、〇〇への対策が必要だと考える。
は、自分の考えです。
この2つを同じものとして扱わないようにしましょう。
コラム|反対意見は必ず書かなければいけない?
小論文の例文を見ると、
確かに〇〇という考えもある。しかし私は……
という形を見かけることがあります。
反対意見を考えることは、自分の主張を深めるうえで役立ちます。
ただし、どんな小論文でも必ず反対意見を書かなければならないと考える必要はありません。
大切なのは形式ではなく、
「別の立場から見ても、自分の主張は成り立つのか」
を考えることです。
ChatGPTに「反対側」だけ出してもらう
次の主張に対して、考えられる反対意見を3つ出してください。
完成した小論文は作らず、論点だけ教えてください。
主張:
「スマートフォンは、使い方を決めれば高校生の学習に役立つ」
たとえば、
- SNSやゲームに気を取られる可能性がある
- インターネット上の情報が正しいとは限らない
- スマートフォンがなくても学習はできる
といった視点が出るかもしれません。
そこで、
「それでも自分の主張は成り立つ?」
と考えます。
AIから答えをもらうのではなく、自分では気づかなかった視点を見つける使い方です。
書く前の3分メモ|いきなり本文を書かない
ここまで考えたら、すぐに800字を書き始める必要はありません。
まず、5つだけメモしてみましょう。
- 問い:何を聞かれている?
- 主張:自分はどう考える?
- 理由:なぜ?
- 根拠・具体例:何を使って説明する?
- 別の見方:反対側から見ると?
たとえば、
問い:高校生の学習にスマートフォンは役立つか
主張:使い方を決めれば役立つ
理由:短い時間でも学習できる
具体例:通学中に英単語アプリを使う
別の見方:SNSやゲームに気を取られる
これだけでも、本文を書くときの迷いはかなり減ります。
STEP5|本文を書く前に構成を作る
メモができたら、次は文章の骨組みを作ります。
ここでも、まだ完成した文章を書く必要はありません。
基本は4つに分けて考える
序論
問いに対する自分の主張
↓
本論1
理由+根拠・具体例
↓
本論2
別の理由・注意点・別の見方など
↓
結論
ここまでを踏まえて、もう一度問いへ答える
最初は4行でもいい
- 私は〇〇と考える。
- なぜなら〇〇だからだ。
- たとえば〇〇。
- 以上から〇〇と考える。
最初から長い文章を作ろうとするより、この骨組みを少しずつ広げる方が進めやすくなります。
ChatGPTで「構成だけ」を確認する
高校生の小論文練習です。
私の主張は、
「スマートフォンは、使い方を決めれば高校生の学習に役立つ」
です。完成した文章は作らず、序論・本論1・本論2・結論に何を書くかだけ、箇条書きで整理してください。
ポイントは、
「完成した文章は作らず」
と伝えることです。
自分で考え、自分で書く部分を残します。
STEP6|ここで初めて、自分で本文を書く
構成ができたら、ここで初めて本文を書きます。
最初から100点の文章を作ろうとしなくて大丈夫です。
まずは、
自分の言葉で最後まで書くこと
を優先します。
途中で表現に迷ったら、
【ここにスマートフォン学習の具体例を入れる】
のようにメモして、一度先へ進んでも構いません。
一文ずつ完璧にしようとするより、一度最後まで書いた方が、
- 途中で主張が変わっていないか
- 同じことを繰り返していないか
- 結論が問いに戻っているか
を確認しやすくなります。
STEP7|ChatGPTには「書き直し」ではなく「点検」を頼む
自分で一度書き終えたあとに、ChatGPTを使います。
ここで、
この小論文をもっと良い文章に書き直して。
と頼むと、自分の文章がAIの文章へ置き換わりやすくなります。
そこで、完成文を作ってもらうのではなく、
弱い場所だけ探してもらいます。
小論文の点検用プロンプト
高校生の小論文練習です。
以下は私が自分で書いた文章です。
文章を書き直さず、次の5点だけ確認してください。
1. 問いに答えていない場所
2. 主張が曖昧な場所
3. 理由と主張がつながっていない場所
4. 根拠・具体例が不足している場所
5. 結論が途中の内容とずれている場所修正文ではなく、「どこが問題か」と「なぜか」を教えてください。
この使い方なら、
AIが書く → 自分が提出する
ではなく、
自分で書く → AIで点検する → 自分で直す
という順番を残せます。
ChatGPTの指摘を全部直さなくてもいい
ChatGPTに文章を見てもらうと、たくさんの修正案が出ることがあります。
でも、全部を採用する必要はありません。
AIからの指摘を見たら、次の3つを確認します。
- 問いに関係する修正か
- 自分が言いたかったことと合っているか
- 直したあとも、自分で説明できるか
AIの提案も、一つの意見として確認します。
文章をどう直すか、最後に決めるのは自分です。
AIへ考える工程まで任せすぎないための考え方は、こちらの記事でも詳しく整理しています。
STEP8|最後は自分で直す
ChatGPTから指摘を受けたあとも、AIが作った修正文をそのまま使う必要はありません。
一つずつ、
- 本当に直した方がよい?
- 自分の考えと合っている?
- 理由と主張はつながっている?
- 事実関係は正しい?
- 自分で説明できる?
と確認します。
最後に文章を決めるのは、自分です。
文章そのものを見直す順番が分からないときは
小論文の内容ができたあと、
「誤字から見る? 構成から見る? 何を先に直せばいいの?」
と迷った場合は、推敲を別の作業として分けると進めやすくなります。
こちらでは、内容・構成・一文・言葉・誤字・提出条件などを、見る順番に分けて整理しています。
悪もこあい先生|AIに完成文を書かせた方が早くない?
悪もこあい先生:
「もちろん早いわよ。テーマを入れて“800字で書いて”って言えば、それっぽい文章は出るもの」
健太:
「じゃあ、それで……」
悪もこあい先生:
「ダメよ」
健太:
「ですよね……」
悪もこあい先生:
「提出できるかどうか以前に、それでは“あなたが小論文を書けるようになる練習”にならないでしょう?」
小論文の練習で残したいのは、完成した文章だけではありません。
問いを読んだこと。
迷ったこと。
自分の立場を決めたこと。
理由を考えたこと。
自分で書いたこと。
そして、自分で直したこと。
この過程が、次の小論文でも使える力になります。
例題|「高校生の学習に生成AIは必要か」を考えてみよう
ここまでの流れを使って、一つ短く練習してみます。
問い
高校生の学習に生成AIは必要だと考えるか。
① 問いを確認する
「生成AIが便利か」ではありません。
「高校生の学習に必要か」
を聞いています。
② 主張を決める
私は、使い方を学ぶという条件で、生成AIは高校生の学習に役立つと考える。
③ 理由を考える
分からない部分について質問したり、自分の考えを整理したりできるから。
④ 別の見方も考える
一方で、答えをそのまま受け取るだけでは、自分で考える機会が減る可能性がある。
⑤ 結論へ戻す
そのため、完成した答えを任せるのではなく、自分で考える途中で生成AIを使うことが重要だと考える。
これだけでも、小論文の骨組みになります。
ここから、必要な具体例や資料を足しながら文章へ広げていきます。
15分・30分・60分|時間別の小論文練習
15分しかない日
- 問いを1文で言い換える
- 主張を1文で書く
- 理由を2つ考える
本文まで書かなくても大丈夫です。
「考える練習だけの日」があっても構いません。
30分ある日
- 問いを読む
- 主張を決める
- 理由・根拠を整理する
- 別の見方も考える
- 4段落の構成を作る
60分ある日
- 問いを読む
- 主張を決める
- 理由・根拠を整理する
- 構成を作る
- 自分で本文を書く
- ChatGPTで弱い場所だけ確認する
- 自分で修正する
時間が短い日は、全部やろうとしなくても大丈夫です。
一つの工程だけ練習する方法もあります。
最後の確認|文章を見ずに説明できる?
小論文を書き終わったら、一度文章から目を離して、次の質問に答えてみてください。
- この小論文では、何を聞かれていた?
- 自分は何を主張した?
- なぜそう考えた?
- 何を根拠や具体例に使った?
自分の文章を見なくても説明できれば、内容をかなり自分のものにできています。
逆に、うまく説明できないところがあれば、そこがもう一度確認する場所です。
「自分で書いた文章を、自分で説明できる」
ところまで戻すことを目標にしてみましょう。
保存用|小論文を書く前後の7項目チェック
書く前
- ① 何を聞かれているか分かる
- ② 自分の主張を1文で言える
- ③ 「なぜ?」に答えられる
- ④ 根拠・具体例を出せる
- ⑤ 段落の順番を決めた
書いたあと
- ⑥ 最初と最後の主張がずれていない
- ⑦ 自分で内容を説明できる
ChatGPTなどの生成AIを使った場合は、さらに確認します。
- 学校・先生・課題のルールを確認した
- 必要な事実関係を別の資料でも確認した
- AIが作った文章をそのまま自分の文章にしていない
- 最終的な文章を自分で判断して直した
ChatGPTを使う前に|学校・課題のルールを確認しよう
生成AIを使ってよい範囲は、学校・先生・授業・課題によって異なる場合があります。
そのため、
「ChatGPTならここまで使ってよい」
と一律に決めることはできません。
実際の課題では、
- 課題文
- 先生からの説明
- 学校のルール
を先に確認してください。
また、生成AIの出力には誤りが含まれる可能性があります。
AIの答えをそのまま正しいと決めず、必要に応じて別の資料でも確認しましょう。
この記事で紹介しているのは、完成した小論文をAIに作ってもらう方法ではなく、
自分で小論文を書く力を練習するための使い方
です。
大学のレポートでAIを使う場合は?
大学へ進むと、授業や課題ごとにAI利用のルールが定められている場合があります。
大学レポートについて調べたい人は、こちらの記事で別に整理しています。
大学レポートでAIを使っていい範囲は?|許可の調べ方と提出前チェック
この小論文記事では大学のレポートや卒論まで広げず、高校生が小論文を書く練習に集中します。
よくある質問
ChatGPTに小論文を書いてもらうのはダメ?
実際の提出物で生成AIを使ってよいかどうかは、学校・先生・課題ごとのルールを確認してください。
一方、小論文を書く練習が目的なら、完成文を作ってもらうより、
- 問いを整理する
- 別の視点を探す
- 構成だけ確認する
- 自分で書いた文章の弱い場所を探す
といった使い方の方が、自分で考える工程を残しやすくなります。
具体例を書けば、根拠になりますか?
具体例を書くだけで、必ず十分な根拠になるわけではありません。
大切なのは、
「その具体例から、なぜ自分の主張が言えるのか」
まで説明することです。
資料型小論文なら、問題に示された統計や資料などを根拠として使う場合もあります。
ChatGPTに添削してもらったら、その通りに直した方がいい?
いいえ。
AIの指摘が必ず正しいとは限りませんし、自分が言いたかった意味とは違う方向へ変わることもあります。
提案を見たあとに、
- 本当に必要な修正か
- 自分の考えと合っているか
- 自分で説明できる文章になっているか
を確認し、最後は自分で判断しましょう。
今日できる最小行動|まず1文だけ書こう
この記事を読んだからといって、今日いきなり800字を書く必要はありません。
まず、一つテーマを決めて、
私は、〇〇と考える。
と1文だけ書いてみてください。
書けたら、次に、
なぜ?
と自分へ聞きます。
理由が一つ出たら、さらに、
だから何?
と聞いてみます。
それだけでも、小論文の練習は始まっています。
まとめ|ChatGPTは「代わりに書く人」ではなく「考える練習相手」
小論文で大切なのは、難しい言葉をたくさん使うことではありません。
問いに答え、自分の主張を決め、その理由や根拠を筋道立てて説明すること
です。
迷ったら、次の順番まで戻ってみましょう。
問い
↓
主張
↓
理由・根拠
↓
構成
↓
自分で書く
↓
AIで点検
↓
自分で直す
ChatGPTは、完成した文章を受け取るためだけの道具ではありません。
- 問いを整理する
- 別の視点を探す
- 構成を確認する
- 自分の文章の弱いところを探す
といった、考える途中を支える使い方もできます。
最後に書くのは自分。
最後に判断するのも自分。
そして、
「なぜこう書いたの?」と聞かれたとき、自分で説明できる。
そこまで戻せた文章なら、小論文の練習として、自分の力に残っていきます。
もこあい先生より:
「今日の“なんで?”を大切にしよう。正解より、考えた道のりが宝もの。」
参考文献・参考資料
この記事では、生成AIを学校教育や学習で利用する際の考え方を確認するため、以下の公的資料・公式情報を参考にしています。
- 文部科学省
「生成AIの利用について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/mext_02412.html
- 文部科学省
「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」
https://www.mext.go.jp/content/20241226-mxt_shuukyo02-000030823_001.pdf
- OpenAI
「ChatGPTでの学習モードの使用」
https://help.openai.com/ja-jp/articles/11780217-using-study-mode-in-chatgpt
- OpenAI
「学習モードが登場」
https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-study-mode/
※参考資料・サービス内容・学校での生成AI利用ルールは変更される場合があります。実際の課題では、学校・先生・課題ごとの最新の指示を優先してください。
記事更新履歴
- 2025年8月31日:初回公開。
- 2026年8月12日:記事全体を大幅リライト。「問い→主張→理由・根拠→構成→自分で書く→AIで点検→自分で直す」の流れへ再構成。
- 2026年8月12日:「小論文は正解を当てる文章ではない」「なぜ?/だから何?」「書く前の3分メモ」を追加。
- 2026年8月12日:理由・根拠・具体例の違い、小論文の3タイプ、生成AI利用時の確認事項を整理。
- 2026年8月12日:関連記事への内部リンク、参考文献・参考資料、挿絵差し込み位置を追加。













