【高校生】古文と漢文はどっちから始める?|苦手な人のための最初の進め方
【高校生】古文と漢文はどっちから始める?|苦手な人のための最初の進め方
こんにちは、もこあい先生です。
古文と漢文、どっちから始めればいいのか迷っていませんか?
どちらも「昔の文」で難しそうに見えるので、最初は
- 何が違うのか分からない
- どっちから手をつければいいのか決められない
- 参考書を開いても、重く感じる
となりやすいです。
でも大丈夫です。
古文と漢文は、似ているようで、つまずく場所も始め方も少し違います。
この記事では、古文と漢文の違いを整理して、「自分はどっちから始めると進めやすいか」が分かるようにします。
※この記事の最後に、初めて出てくる言葉をまとめたミニ辞書を置いています。
分からない言葉があっても、ひとまず読み進めて大丈夫です。
- この記事はこんな人向けです
- まずは2問だけ。これは古文? 漢文?
- 結論:迷ったら、こう考えればOKです
- 古文と漢文は、何が違うの?
- 一目で分かる! 古文と漢文の違いまとめ
- 📘ミニコラム:古文と漢文は、どうしてこんなに違うの?
- あなたはどっちから始めると進めやすい? 超かんたん診断
- 苦手の出方は、古文と漢文でこう違います
- 古文も漢文も、分かると少し楽しくなる
- 有名な一文で感じる、古文と漢文のちがい
- やってはいけない決め方
- 最初の1週間は、こう進めればOKです
- 最後に:迷ったら、こう考えてください
- 次に読むなら
- この判断の根拠(学習指導要領・入試の位置づけ)
- 📘クリックして開く:この記事で出てきた言葉のミニ辞書
- 参考文献・出典
- もこあい先生より
この記事はこんな人向けです
- 古文と漢文の違いが、まだあいまい
- どっちから始めるべきか分からない
- 苦手だけど、最初の1歩は決めたい
- いきなり分厚い参考書に入るのがしんどい
まずは2問だけ。これは古文? 漢文?
健太
「古文も漢文も、正直“昔の難しい文”にしか見えないんだけど……。」
恵子
「最初はそれで普通だよ。
でも、見分けるポイントが少し分かると、この先かなり楽になるの。」
もこあい先生
「じゃあ、まずは2問だけやってみよう。
“これは古文? 漢文?” が分かると、始め方も見えやすくなるよ。」
第1問
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……」
→ 古文? 漢文?
第2問
「学而時習之、不亦説乎」
→ 古文? 漢文?
✅ クリックして開く:答えを見る
第1問:古文
ひらがなも多く、昔の日本語として書かれています。
第2問:漢文
漢字中心の文で、日本語として読むにはルールが関わります。
健太
「なるほど……。どっちも昔の文だと思ってたけど、見た目からもう少し違うんだね。」
もこあい先生
「そうそう。
古文は“昔の日本語”、漢文は“漢字の文をルールで日本語として読む”もの。
だから、苦手の出方も、始め方も少し変わるんだよ。」
結論:迷ったら、こう考えればOKです
先に結論を言います。
古文から始めたほうがいい人
- 文章の意味の流れを追うほうが入りやすい
- 記号や細かいルールが多いと止まりやすい
- 単語や気持ちの流れを少しずつ理解したい
漢文から始めたほうがいい人
- ルールがはっきりしているほうが安心する
- 「何を覚えればいいか」が見えると動きやすい
- 返り点や再読文字のような決まりを整理したい
どちらも苦手で迷う人
- 最初は漢文を少しだけ触ってから、古文に入るのがおすすめです
理由は、漢文は最初の入口だけなら範囲を絞りやすく、「少し読めた」を作りやすいからです。
古文と漢文は、何が違うの?
ここが今回の記事のいちばん大事なところです。
古文も漢文も「昔の文」ではあります。
でも、読めない理由が少し違います。
古文は「昔の日本語」
古文は、昔の日本語で書かれた文章です。
今の日本語とは言い方や単語、文法が少し違いますが、同じ日本語の流れの中にあります。
だから古文では、
- この単語はどういう意味か
- 誰の気持ちか
- 話がどう流れているか
を考えながら読んでいきます。
つまり古文は、「意味の流れをつかんで読む」勉強です。
漢文は「ルールで日本語として読む」
漢文は、中国の漢字の文章を、日本語として読めるように学ぶものです。
そのため、
- 返り点
- 再読文字
- 句法
- 書き下し文
など、読むためのルールが大事になります。
つまり漢文は、「どう読むかの決まりを使って読む」勉強です。
一目で分かる! 古文と漢文の違いまとめ
| 比べるポイント | 古文 | 漢文 |
|---|---|---|
| もともとの性質 | 昔の日本語 | 中国の漢字の文章を日本語として読む |
| 読むときの感覚 | 意味の流れを追う | ルールで順番を直して読む |
| 最初につまずきやすい所 | 単語・助動詞・主語の省略 | 返り点・再読文字・句法 |
| 苦手の出方 | 「何を言っているか分からない」 | 「どう読めばいいか分からない」 |
| 分かると楽しいポイント | 情景や気持ちが見えてくる | ルールがつながって読めるようになる |
| 最初の1歩 | 単語と文法の入口を見る | 返り点と再読文字の入口を見る |
最初からぴったり選べなくても大丈夫です。
少し触ってみて、「こっちの方が進めやすい」と感じた方を先に進めればOKです。
📘ミニコラム:古文と漢文は、どうしてこんなに違うの?
古文は、昔の日本で使われていた日本語の文章です。
今の日本語と少しちがっていても、同じ日本語の流れの中にあります。
一方で漢文は、中国の漢字の文章です。
日本ではそれを学び、日本語として読めるように、返り点や書き下し文などの工夫を使ってきました。
だから、
- 古文は昔の日本語を読んでいく勉強
- 漢文は漢字の文を日本語の形で読んでいく勉強
と考えると、違いがかなり分かりやすくなります。
あなたはどっちから始めると進めやすい? 超かんたん診断
古文から始めやすいタイプ
- 文章の流れを追うのはまだ嫌いではない
- 登場人物の気持ちや場面を考える方が入りやすい
- 記号や決まりが多いと頭が止まりやすい
- 少しずつ意味が見えてくる方が安心する
漢文から始めやすいタイプ
- ルールが整理されている方が安心する
- 「まずこれを覚える」が見えると進めやすい
- 文章の雰囲気より、決まりから入る方が楽
- 短時間で「読めた」を感じたい
まだ決めきれないタイプ
- どちらも苦手に感じる
- 国語全体に苦手意識がある
- 何から手をつけても重く感じる
この場合は、漢文の入口を少し触ってから、古文にも触れるという順がいちばん安全です。
苦手の出方は、古文と漢文でこう違います
古文で止まりやすい人
- 単語の意味が分からない
- 誰のことを言っているか分からない
- 気持ちの流れが追えない
- 現代語訳を見てもピンとこない
漢文で止まりやすい人
- 返り点で止まる
- 書き下し文が作れない
- 再読文字が混ざる
- 意味より前に、読み方で止まる
ここが見えると、
「自分は国語が苦手」ではなく、
「どこで止まっているのか」が見えやすくなります。
これはかなり大事です。
古文も漢文も、分かると少し楽しくなる
最初はどちらも難しく感じやすいです。
でも、少し分かるようになると見え方が変わります。
古文の楽しさ
古文は、最初は「何を言っているのか分からない」となりやすいです。
でも、単語や文法が少しずつつながると、情景や気持ちが見えてきます。
「昔の日本語だけど、ちゃんと人の気持ちが流れているんだ」と分かると、読める感覚が出てきます。
漢文の楽しさ
漢文は、最初は漢字ばかりで固く見えます。
でも、返り点や再読文字などのルールがつながると、バラバラに見えた文が読めるようになります。
「分からなかった漢字の文が、読める形になる」
この感覚は、漢文ならではの面白さです。
だから最初は、完璧を目指すよりも、少し分かって、少し楽しいところまで行くのを目標にすれば十分です。
有名な一文で感じる、古文と漢文のちがい
古文の例
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……
これは古文です。
今の日本語とは少し言い方が違いますが、ひらがなも多く、日本語の流れで読んでいけます。
古文は、単語や言い回しが分かると、「景色や気持ちが見えてくる」のが面白いところです。
漢文の例
学而時習之、不亦説乎
これは漢文です。
見た目は漢字ばかりですが、ルールを使って読むと意味が見えてきます。
漢文は、「ルールが分かると、急に読める形になる」のが面白いところです。
つまり、
- 古文は意味が見えてくる楽しさ
- 漢文は読める形に整っていく楽しさ
があります。
やってはいけない決め方
1. 友だちが古文からだから、自分も古文
人によって、入りやすさは違います。
他の人の順番が、自分にも合うとは限りません。
2. 漢文の方が短そうだから、なんとなく漢文
見た目だけで決めると、ルールの多さで止まることがあります。
3. 人気の参考書だけ見て決める
参考書の前に、自分がどちらの苦手タイプかを見る方が大切です。
4. 最初から古文も漢文も重く始める
苦手な人ほど、最初は軸を1つにした方が続きます。
最初の1週間は、こう進めればOKです
苦手な人ほど、最初は全部やるより、方向を決める1週間にした方がうまくいきます。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | この記事を読んで、古文と漢文の違いを知る |
| 2日目 | 漢文の入口を少し見る(返り点・再読文字など) |
| 3日目 | 古文の入口を少し見る(単語・助動詞など) |
| 4日目 | やりやすかった方を15分だけ触る |
| 5日目 | 前日と同じ方を、もう15分だけ触る |
| 6日目 | 「どこで止まったか」を1つだけメモする |
| 7日目 | 先に進める方を1つ決める |
この1週間の目標は、完璧に決めることではなく、「進めやすい入口」を見つけることです。
最後に:迷ったら、こう考えてください
- 文章の意味の流れから入りたい → 古文
- ルールが整理されている方が安心 → 漢文
- どちらも重い → 漢文を少し触ってから古文
これで大丈夫です。
大事なのは、
「みんながどっちから始めるか」ではなく、
自分が止まりにくい方から始めることです。
次に読むなら
「漢文から始めたほうが進めやすそう」と思った人は、まずはこちらの記事で、返り点・再読文字・句法の入口をまとめて見るのがおすすめです。
- 漢文26選+応用10問+コラム完全ガイド【高校漢文を最短で攻略】
→ 漢文の本体学習に進みたい人向け
古文も漢文も「古典そのものが重い」と感じる人は、現代語に近づけながら理解する補助として、こちらも相性がよいです。
- ChatGPTで古典を攻略!難しい文章を現代語にして理解する方法
→ 古典の「意味がつかめない」をやわらげたい人向け
この判断の根拠(学習指導要領・入試の位置づけ)
この記事で「古文と漢文は高校生にとって大事で、しかも始め方を分けて考える価値がある」と書いたのには理由があります。
文部科学省の高等学校学習指導要領では、国語科に古典探究が位置づけられており、古文・漢文を通して読む力や理解を育てることが示されています。
また、大学入学共通テストでも、国語の古典分野は古文・漢文が各45点とされていて、入試でも無視しにくい分野です。
だからこそ、
「どちらも苦手だから後回し」ではなく、
自分が止まりにくい方から入ることには意味があります。
📘クリックして開く:この記事で出てきた言葉のミニ辞書
✅ クリックして開く:ミニ辞書を見る
古文
昔の日本語で書かれた文章。今の日本語とつながっているけれど、単語や文法が少し違う。
漢文
中国の漢字の文章を、日本語として読めるように学ぶもの。返り点や再読文字などのルールが出てくる。
返り点
漢文を日本語の順番で読むための目印。
再読文字
一度読んでから、もう一度読む特別な漢字。漢文の基本でよく出てくる。
句法
漢文でよく使われる決まった表現や読み方の型。
助動詞
古文で意味や気持ち、時制などを表す文法要素。古文では大事な土台になる。
書き下し文
漢文を日本語の語順に直して読めるようにした形。
参考文献・出典
※公的資料・公式資料を中心に参照しています。制度や出題方針は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式情報も確認してください。
- 文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)』
参照日:2026年3月12日 - 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 国語編』
参照日:2026年3月12日 - 独立行政法人大学入試センター『令和8年度大学入学共通テストの出題教科・科目の出題方法等』
参照日:2026年3月12日 - 独立行政法人大学入試センター『令和8年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項』
参照日:2026年3月12日 - もこあい先生のAI日記「漢文26選+応用10問+コラム完全ガイド【高校漢文を最短で攻略】」
参照日:2026年3月12日 - もこあい先生のAI日記「ChatGPTで古典を攻略!難しい文章を現代語にして理解する方法」
参照日:2026年3月12日
もこあい先生より
古文も漢文も、最初は「どっちも難しい」に見えやすいです。
でも、違いが見えると、始め方も見えてきます。
最初から完璧に選ばなくても大丈夫。
少し触って、「こっちなら進めそう」を見つけられたら、それは立派な前進です。
もこあい先生より:「今日の“なんで?”を大切にしよう。正解より、考えた道のりが宝もの。」

