夏休みになると、学校の宿題だけでなく、

  • この時期に復習もした方がいいのかな
  • 2学期の予習をした方がいいのかな
  • 算数、漢字、読書、自由研究、どれを優先すればいいのかな

と迷うことがあります。

夏休みは時間があるように見えますが、実際には遊び、帰省、行事、習い事などもあり、あっという間に過ぎてしまいます。

だからこそ大切なのは、勉強をたくさん増やすことではなく、優先順位を決めることです。

この記事では、小学生の夏休みに何を勉強すればよいかを、宿題・1学期の復習・苦手1つの順番でやさしく整理します。

小学生の夏休みの勉強を宿題・復習・苦手1つの優先順位で整理した図
夏休みの勉強は、まず「宿題」、次に「復習」、最後に「苦手1つ」で考えると進めやすくなります。

まず結論|小学生の夏休みは「宿題・復習・苦手1つ」の順番で考える

小学生の夏休みの勉強は、最初からたくさん詰め込まなくて大丈夫です。

大切なのは、何をやるかを増やすことではなく、どの順番で取り組むかを決めることです。

おすすめの優先順位は、次の3つです。

優先順位 やること 理由
1 学校の宿題 提出が必要で、後回しにすると焦りやすい
2 1学期の復習 2学期の学習につながりやすい
3 苦手を1つだけ直す 全部直そうとすると続きにくい

ここでいう「宿題」は、学校から出された提出物のことです。

「復習」は、1学期に習った内容をもう一度見て、忘れているところやあいまいなところを確認することです。

「苦手」は、まったくできないことだけでなく、何度も同じところで止まりやすいところも含みます。

この3つを分けて考えると、夏休みに何を優先すればよいかが見えやすくなります。

たとえば、健太くんは計算ドリルを後回しにして、夏休みの終わりにまとめてやろうとしていました。

一方で、恵子さんは読書感想文の本が決まらず、「何から始めればいいのか分からない」と止まっていました。

この2人は、勉強が嫌いというより、何を先にやるかが見えていない状態です。

夏休みの勉強は、気合いで全部やろうとするより、まず優先順位を決めることが大切です。

優先1|まず学校の宿題を全部見えるようにする

夏休みの勉強で最初にすることは、問題を解くことではありません。

まず、学校から出ている宿題を全部見えるようにすることです。

ここでいう宿題とは、学校から出された「夏休み中に取り組み、休み明けに提出するもの」のことです。

宿題は、ただ終わらせるためだけのものではありません。1学期に習ったことを思い出したり、自分で計画して進める練習をしたりする意味もあります。

だからこそ、最初に全部を見えるようにしておくことが大切です。

宿題が頭の中にバラバラに入っていると、

  • まだ何か残っていた気がする
  • 読書感想文を忘れていた
  • 自由研究が最後まで残った

という状態になりやすくなります。

まずは、宿題を次のように分けてみましょう。

種類
すぐ終わる宿題 プリント、計算ドリル、漢字練習
毎日少しずつやる宿題 音読、日記、観察カード
時間がかかる宿題 読書感想文、自由研究、工作、絵

夏休みの宿題をすぐ終わる宿題・毎日やる宿題・時間がかかる宿題に分けた図
宿題は、まず「すぐ終わる」「毎日少しずつ」「時間がかかる」に分けると見通しが立てやすくなります。

特に注意したいのは、読書感想文や自由研究のように、1日で終わりにくい宿題です。

これらは、最後の週に残すと親子で焦りやすくなります。

「読む日」「メモを書く日」「下書きをする日」「清書する日」のように、小さく分けておくと安心です。

優先2|1学期の復習は「算数」と「漢字」を中心にする

学校の宿題が見えてきたら、次に考えたいのは1学期の復習です。

ここでいう復習とは、1学期に習った内容をもう一度見直して、「忘れているところ」や「まだあいまいなところ」を確認することです。

同じ問題を完璧に解き直すことだけが復習ではありません。

どこで止まりやすいかを見つけることも、立派な復習です。

夏休みの復習で特に優先したいのは、算数漢字です。

理由は、この2つが積み上げ型の学習だからです。

算数は、前に習った内容が次の単元につながります。

たとえば、低学年でくり上がり・くり下がりが苦手なままだと、筆算で止まりやすくなります。

くり上がりで止まりやすい場合は、くり上がりのたし算が苦手な子へ|10を作る考え方をやさしく説明で、「10を作る考え方」を確認できます。

くり下がりで止まりやすい場合は、ひき算のくり下がりがわからない子へ|借りる・くずす意味をやさしく説明で、「10をくずす考え方」を見直せます。

また、たし算・ひき算の意味そのものがあいまいな場合は、たし算・ひき算ってなに?|ぬいぐるみ商店ゲームでやさしく説明から確認すると、式の意味に戻りやすくなります。

中学年でかけ算やわり算の意味があいまいだと、文章題で「どの式を立てればいいのか」が分かりにくくなります。

かけ算の文章題で迷いやすい場合は、「1つ分」と「いくつ分」を分けて考えると、式の意味が見えやすくなります。詳しくは、かけ算が苦手な子へ|「1つ分×いくつ分」で意味からわかる入門ガイドで確認できます。

高学年で分数や割合が苦手なままだと、算数全体が急に難しく感じやすくなります。

割合で止まりやすい場合は、割合がわからない子へ|もとにする量・くらべる量をやさしく整理で、基本の考え方に戻れます。

漢字も同じです。

一度にたくさん覚えようとするより、毎日少しずつ読み書きする方が続きやすくなります。

夏休みの復習は、完璧を目指さなくて大丈夫です。

まずは、

  • 計算でよく間違えるところ
  • 漢字でよく止まるところ
  • 文章題で式が立てられないところ

を1つずつ見つけるだけでも、2学期への準備になります。

優先3|苦手は全部直そうとせず、1つだけ選ぶ

夏休みになると、苦手をまとめて直したくなることがあります。

でも、小学生の夏休みで苦手を全部直そうとすると、途中で疲れてしまいやすいです。

ここでいう苦手とは、「まったくできないこと」だけではありません。

何度も同じところで間違える、説明を聞けば分かるけれど一人だと止まる、問題文を読むと何をすればいいか迷う。

こうしたところも、夏休みに見直したい苦手です。

苦手は、子どもの力がないという意味ではありません。

まだ考え方の入口が見つかっていない場所と考えると、向き合いやすくなります。

たとえば、健太くんは「計算はできる」と思っていました。

でも、文章題になると、どの式を使えばいいのか分からなくなります。

この場合、苦手なのは「計算そのもの」ではなく、問題文から式を作るところかもしれません。

苦手は、まったくできないことだけではありません。

「説明を聞けば分かるけれど、一人だと止まるところ」も、夏休みに見直したい苦手です。

よく止まるところ 夏休みに見るポイント
くり上がり 10のまとまりが分かっているか
くり下がり 10をくずす意味が分かっているか
かけ算 1つ分×いくつ分で考えられるか
わり算 同じ数ずつ分ける意味が分かっているか
文章題 何を聞かれているか線を引けるか
割合 もとにする量・比べる量を分けられるか

夏休みに直したい苦手を1つだけ選ぶチェックシート
苦手は全部直そうとせず、まず「いちばん止まりやすいところ」を1つだけ選びましょう。

この中から、今いちばん止まりやすいものを1つだけ選びます。

「全部やる」ではなく、「まず1つだけ」です。

1つでも分かるようになると、子どもは「前よりできた」と感じやすくなります。

その小さな手ごたえが、夏休み後の勉強にもつながります。

悪もこあい先生の指摘
「夏休みだから全部やり直すぞ!は、だいたい途中で止まるぞ。まずは1つにしぼるのじゃ」

学年別|夏休みに優先したい勉強の目安

小学生の夏休みに低学年・中学年・高学年で優先したい勉強を整理した図
夏休みに優先したい勉強は、学年によって少し変わります。

ただし、どの学年でも共通しているのは、「新しいことをたくさん増やす」よりも、まず土台を確認することです。

低学年|音読・計算・漢字・生活リズム

低学年では、毎日の小さな積み重ねが大切です。

  • 音読をする
  • たし算・ひき算を確認する
  • 漢字を少しずつ読む・書く
  • 朝起きる時間を大きく崩さない

低学年の場合、長時間の勉強よりも、「短くても毎日少しやる」形の方が続きやすくなります。

中学年|かけ算・わり算・文章題を確認する

中学年では、算数のつながりが見えにくくなってくることがあります。

  • かけ算の意味
  • わり算の意味
  • 文章題で何を聞かれているか
  • 漢字や言葉の意味

特に文章題で止まりやすい子は、計算力だけでなく、問題文を読む力も一緒に見ていくとよいです。

高学年|割合・分数・読解・まとめる力を意識する

高学年では、算数も国語も少しずつ抽象的になります。

  • 分数の計算
  • 割合
  • 速さ
  • 説明文の読解
  • 自分の考えを短くまとめる力

高学年の夏休みは、中学校に向けた土台作りにもなります。

ただし、難しい問題をたくさん解くよりも、まずは「どこで止まっているか」を見つけることを優先しましょう。

先取り学習は必要?|余裕がある子だけで大丈夫

夏休みになると、「2学期の予習をした方がいいのかな」と考えることがあります。

もちろん、学校の宿題や1学期の復習がある程度終わっていて、本人にも余裕がある場合は、先取り学習をしてもよいです。

ただし、宿題が残っていたり、1学期の内容に不安があったりする場合は、先取りよりも復習を優先した方が安心です。

先取り学習は、できる子だけがやる特別なものではありません。

けれど、今の土台があいまいなまま進めると、新しい内容も分かりにくくなります。

夏休みは、先に進むことだけが勉強ではありません。

前に習ったことをもう一度見直して、2学期に入りやすくすることも、大切な勉強です。

コラム|好きな本を見つけることも、夏休みの大切な学び

夏休みは、普段より少し時間を取りやすい時期です。

その時間を使って、好きな本を探してみるのも大切な学びになります。

小学生のうちは、どうしても「宿題だからやる」「先生に言われたからやる」という勉強が多くなります。

もちろん、宿題や復習は大切です。

でも夏休みには、少しだけ「自分は何が気になるのか」「どんなことならもっと知りたいのか」を探す時間も作れます。

ここでいう本は、難しい本でなくても大丈夫です。

物語、図鑑、科学の本、歴史の本、生き物の本、スポーツの本、工作の本、マンガに近い読み物など、子どもが「もう少し読んでみたい」と思えるものなら、立派な入口になります。

好きな本を見つけると、ただ知識が増えるだけではありません。

  • 自分は動物のことが好きかもしれない
  • 宇宙の話なら読めるかもしれない
  • 歴史の人物の話は意外と面白い
  • 物語なら気持ちを想像しやすい

というように、自分の興味や得意に気づくきっかけになることがあります。

学校の勉強だけでは、自分が何に向いているのか、どんなことに興味があるのかが分かりにくいこともあります。

だからこそ、夏休みには「読まなければいけない本」だけでなく、「読んでみたい本」を探す時間も大切にしたいところです。

図書館に行って、気になる本を3冊だけ手に取ってみる。

目次を見て、面白そうなページだけ読んでみる。

最後まで読めなくても、「これは少し気になる」と思えたら、それも発見です。

たとえば、恵子さんは読書感想文のために本を探していました。

最初は「何を読めばいいか分からない」と迷っていましたが、図書館で動物の本を見ているうちに、ペットや動物の気持ちが出てくる物語に興味を持ちました。

この場合、本を選ぶ時間そのものが、「自分はどんな話に心が動きやすいのか」を知る時間になります。

夏休みは、苦手を直すだけでなく、「好き」や「気になる」を見つける時間にもできます。

その小さな発見が、言われたからやる勉強から、自分で少し選ぶ勉強へ進むきっかけになるかもしれません。

夏休みに図書館で好きな本を探しながら興味を見つける小学生の図
好きな本を探す時間は、自分の興味や得意の芽を見つける時間にもなります。

本は見つかったけれど、読書感想文に何を書けばよいか分からない場合は、まず「心に残った場面」「自分ならどうするか」「似た経験」の3つをメモしてみましょう。書き方の流れは、小学生の読書感想文の書き方|書けない子も3つのメモで感想が見つかるでくわしく整理しています。

夏休みの勉強時間はどれくらい?|短くても毎日続く形にする

夏休みの勉強時間は、長ければよいというわけではありません。

特に小学生の場合、最初から長い時間を決めると、続けることが苦しくなることがあります。

大切なのは、毎日長く勉強することよりも、短くても戻れる形を作ることです。

たとえば、次のように小さく決めても大丈夫です。

  • 計算を3問だけ解く
  • 漢字を5個だけ確認する
  • 本を10分だけ読む
  • 読書感想文のメモを1つだけ書く

「今日は1時間勉強する」と決めるより、「朝ごはんの後に計算を3問だけやる」と決めた方が、始めやすくなることがあります。

夏休みの勉強は、完璧な計画よりも、続けやすい形を作ることが大切です。

集中力が続かないときは?|場所・時間・やることを小さく決める

夏休みの勉強で大切なのは、長い時間ずっと集中することではありません。

小学生の場合、「1時間がんばろう」と決めても、途中で疲れたり、別のことが気になったりすることがあります。

集中力は、気合いだけで高めるものではありません。

大切なのは、集中しやすい形を先に作っておくことです。

たとえば、次の3つを決めておくと、勉強に入りやすくなります。

決めること
場所 リビング、机、図書館、児童館など
時間 朝ごはんの後、午前中の30分、夕方の15分など
やること 漢字5個、計算3問、読書10分など

「今日はたくさん勉強する」だと、何から始めればいいか分かりにくくなります。

でも、

  • 朝ごはんの後に、計算を3問だけやる
  • 図書館で、読書感想文の本を20分読む
  • 夕方に、漢字を5個だけ確認する

のように決めると、行動に移しやすくなります。

特に夏休みは、家の中にテレビ、ゲーム、動画、スマホなど、気が散りやすいものが多くあります。

家で集中しにくい場合は、図書館や児童館、静かな学習スペースを使うのも一つの方法です。

場所を変えるだけで、「ここでは勉強する時間」と気持ちを切り替えやすくなることがあります。

ただし、図書館に行けば必ず集中できるわけではありません。

大切なのは、場所を変えることよりも、そこで何をするかを小さく決めておくことです。

悪もこあい先生の指摘
「よし、今日は3時間勉強するぞ!……って決めても、何をするか決まっていなければ、10分でだらけるぞ」

集中力がないのではなく、集中しにくい形になっているだけかもしれません。

夏休みの集中力は、「長くがんばる力」よりも、始めやすい形を作る力として考えると、親子で続けやすくなります。

夏休みの勉強で場所・時間・やることを小さく決めて集中しやすくする図
集中力は気合いだけでなく、場所・時間・やることを小さく決めることで作りやすくなります。

夏休みに無理にやらなくてもよいこと

夏休みだからといって、すべての苦手を直したり、2学期の内容を先取りしたりする必要はありません。

特に、学校の宿題や1学期の復習がまだ残っている場合は、新しい教材を増やしすぎない方が進めやすくなります。

ドリルをたくさん買うことよりも、今ある宿題や教科書、ノートを見直す方が合っている場合もあります。

大切なのは、「たくさんやること」ではなく、今必要なことをしぼることです。

夏休みの勉強は、量を増やすよりも、優先順位を決めることから始めましょう。

勉強できない日があっても大丈夫|予備日を作っておく

夏休みは、毎日予定通りに進むとは限りません。

旅行、帰省、体調不良、習い事、家の用事などで、勉強できない日もあります。

そのため、計画を立てるときは、最初から「予備日」を作っておくと安心です。

予定通りにできない日があっても、そこで失敗ではありません。

また戻れる形にしておくことが、夏休みの勉強を続けるコツです。

たとえば、1週間のうち5日だけ勉強する日を決めて、残りの2日は予備日にしておく方法もあります。

予定がずれたときに戻れる場所があると、親子で焦りにくくなります。

保護者さんとお子さんで話し合うとよいこと

夏休みの勉強では、保護者さんが「もっと勉強しなさい」と声をかけたくなることがあります。

でも、子どもからすると、

  • 何をすればいいの?
  • どれから始めればいいの?
  • どこまでやれば終わりなの?

と分からなくなっている場合もあります。

そのため、夏休みの勉強は、保護者さんが全部決めるよりも、お子さんと一緒に話し合って決めることが大切です。

話し合うときは、次のようなことを確認してみましょう。

話し合うこと
どの宿題が残っているか ドリル、読書感想文、自由研究、日記など
どれが早く終わりそうか プリント、漢字、計算など
どれに時間がかかりそうか 読書感想文、自由研究、工作など
どの勉強が少し苦手か 計算、文章題、漢字、音読など
いつなら勉強しやすいか 朝ごはんの後、午前中、夕方など
どこなら集中しやすいか リビング、机、図書館、児童館など

ここで大切なのは、子どもを責めることではありません。

「どうしてできていないの?」と聞くよりも、

  • どれからなら始めやすい?
  • これは何日くらいで終わりそう?
  • 一緒に分けてみようか

と聞く方が、子どもも答えやすくなります。

悪もこあい先生の指摘
「“早くやりなさい”だけでは、何をすればいいか分からないこともあるぞ。まずは、残っている宿題を一緒に見えるようにするのじゃ」

できていないことを責めるより、まずは一緒に整理するところから始めると、夏休みの勉強は進めやすくなります。

夏休みの勉強は、親が管理するだけの時間ではありません。

子どもが少しずつ、自分で予定を見て、順番を考える練習にもなります。

夏休みの勉強について保護者と子どもが話し合う内容をまとめたチェックシート
夏休みの勉強は、保護者が全部決めるより、一緒に見えるようにして順番を考えると進めやすくなります。

丸つけはためすぎない|間違いは早めに見つける

夏休みのドリルの丸つけで間違いを早めに見つける様子を示した図

夏休みのドリルやプリントは、終わらせることだけに意識が向きやすいです。

でも、丸つけを後回しにすると、同じ間違いを何ページも続けてしまうことがあります。

できれば、毎日でなくてもよいので、数ページごとに確認しておくと安心です。

間違いを責めるためではなく、「どこで止まりやすいか」を見つけるために丸つけを使います。

間違いが見つかったら、すぐに全部やり直させなくても大丈夫です。

まずは、

  • 計算ミスなのか
  • 問題文の読み間違いなのか
  • 考え方がまだあいまいなのか

を一緒に見てみましょう。

それが、苦手を1つ見つける手がかりになります。

夏休みの終わりに確認したいこと

夏休みの終わりには、勉強を新しく増やすよりも、持ち物と提出物を確認することが大切です。

確認したいのは、次の3つです。

確認すること 見るポイント
提出物 名前を書いたか、全部そろっているか
苦手だったところ 1つでも前より分かったところがあるか
生活リズム 朝起きる時間が学校に近づいているか

夏休み明けに気持ちよく学校へ戻るためには、勉強だけでなく、生活リズムも少しずつ整えておくと安心です。

完璧にできたかどうかよりも、「何が終わったか」「何が前より分かったか」を確認しておきましょう。

今日できる最小行動|宿題を3つに分けてみよう

今日やることは、いきなり勉強を始めることではありません。

まず、夏休みの宿題を次の3つに分けてみましょう。

  1. すぐ終わる宿題
  2. 毎日少しずつやる宿題
  3. 時間がかかる宿題

紙に書いても、ノートにメモしても、付せんに分けても大丈夫です。

そのあとで、いちばん最初にやることを1つだけ決めます。

たとえば、

  • 計算ドリルを1ページだけやる
  • 漢字を5個だけ書く
  • 読書感想文の本を1冊だけ候補にする
  • 自由研究で気になるテーマを1つだけメモする

このくらい小さくて大丈夫です。

夏休みの勉強は、最初の一歩を小さくすると動き出しやすくなります。

夏休みの勉強で今日できる最小行動として宿題を3つに分けるチェックシート
今日できる最小行動は、宿題を「すぐ終わる」「毎日やる」「時間がかかる」に分けることです。

まとめ|夏休みは全部やるより、優先順位を決める

小学生の夏休みは、勉強時間が増えそうに見えて、実際には予定が多く、あっという間に過ぎていきます。

だからこそ、最初から全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

まずは、次の順番で考えてみましょう。

  1. 学校の宿題を見えるようにする
  2. 1学期の復習をする
  3. 苦手を1つだけ選ぶ
  4. 場所・時間・やることを小さく決める
  5. 好きな本や気になることも探してみる

宿題は、ただ片づけるものではありません。

復習は、全部をやり直すことではありません。

苦手は、子どもがダメという意味ではありません。

夏休みは、苦手を直すだけでなく、「好き」や「気になる」を見つける時間にもできます。

言われたからやる勉強から、自分で少し選ぶ勉強へ。

その小さな一歩を作ることが、夏休みの大切な学びになります。

参考・関連資料

この記事は、小学生の夏休みの家庭学習について、宿題・復習・苦手克服・読書・生活リズムの観点から、保護者さんが家庭で取り入れやすい形に整理したものです。内容を作成するにあたり、以下の公的資料・関連資料も参考にしています。